免疫力の低下と疾病の上昇には、相関関係があります。
断食はなぜ、免疫力を高めるのでしょう??
次は、断食と免疫力の関係性について書いていきたいと思います。
◆免疫細胞のリサイクルで免疫力アップ
南カリフォルニア大学長寿研究所のウォルター・ロンゴ准教授によると
空腹状態になると体がエネルギーを蓄えようとして、不必要な細胞がリサイクルされ、免疫細胞もリサイクルされるといいます。
絶食すると身体がサバイバルモードに切り替わり貯蓄された脂肪や糖分を使い始めたり
古い細胞を分解し、その後、幹細胞に全システムを再生するように信号が送られ
新たな免疫システムがつくられるのです。
◆白血球の活性化で免疫力アップ
空腹の時は、白血球も十分に栄養が取れず、空腹状態になります。
満腹状態になると、食物中の栄養素が胃腸から血液に吸収され、血液中の栄養状態は過多になり、それを食べた白血球も満腹になり
外からのバイ菌やアレルゲン、がん細胞などが侵入してきてもそれを食べようせず、免疫力がダウンし
それとは反対に、空腹状態になると、空き腹を満たそうと
バイ菌やがん細胞の侵入者を貪欲に食べ始め、病原体を処理する能力も高まるため、免疫力もアップするということになります。
◆体温アップで免疫力アップ
断食は体温を上げます。
摂取カロリーが減るため、消化器官、呼吸器官の負担が軽くなり、血液が体の他の部分に多く分配され
結果として代謝が活発になるからです。
これらは同時に白血球の働きの活性化させ、病気になりにくくする効果もあります。
体温が1℃下がると免疫力が30パーセント低下します。
逆に体温が平熱より1℃上がると免疫力は一時的に5~6倍に跳ね上がるのです。
体温を上げ、免疫力を高めるには、運動や入浴という方法もあります。
定期的に運動すること、毎日入浴して温まる事も大切です。
筋力運動を習慣化して、筋肉を活性化できれば、平熱も上げる事ができます。
超越断食を実施して頂く際には、毎日自宅で簡単に行う事のできる運動も同時に指導していきます!!