栄養は摂取することも重要ですが、排出することも摂取することと同じくらい大切です。
効果性を発揮する、断食の排出のパワー、断食デトックスについてお伝えします。
◆宿便デトックス
私達の胃や小腸は「空腹期強収縮」といって、空腹時に激しく収縮して、残った食べかすや細胞の死骸などと大腸、肛門へと排出させる
「胃腸清掃」をする機能があります。
腸壁は粘膜で守られているため、便が腸の壁にこびりつき続けることは通常ないという考え方もありますが
身体の冷えや運動不足など、腸の蠕動運動が弱くなっていれば
便が長期宿ってしまう可能性は否定できません。
この傾向は、女性に強いといえるようです。
宿便のデトックス効果を支援し、腸内デトックスの為にも
プチ断食の食事や復食期の食事は、食物繊維など、デトックス食材の摂取を心がけることが大切です。
腹筋運動などで腹部を刺激することや、腹部のマッサージ、腹部を温めることも便通を良くします。
◆水分デトックス
細胞内の余分な水分が排出できずにたまっている状態が浮腫みです。
細胞内の水分はリンパによって血液まで運ばれ、血液によって腎臓まで運ばれて尿として体外に排出されますが
リンパの流れが悪くなると細胞内の水分を排出することができなくなります。
リンパの流れと相関関係にあるのが血液の流れで、血液の流れが悪くなるとリンパの流れも悪くなり、浮腫みがひどくなります。
血液の流れが悪くなる原因は幾つかありますが
その一つが血液中の中性脂肪とコレステロール（血中脂肪）の濃度が高くなることです。
断食をすると、エネルギーの元となる栄養素を食べ物から摂取できないので、血中脂肪をエネルギーとして利用します。
その結果血中脂肪が減り、血液サラサラになり、流れが良くなります。
リンパの流れが良くなるので、浮腫みの解消にもなります。
断食中は、食事に含まれる水分の摂取のなくなります。
水分は一日２～３Lは摂取しましょう。
排泄に良い水は、クラスターの小さい軟水です。
平熱の低い方、筋肉量の少ない女性は、冷え防止のためにも冷たい水の摂取には注意してくださいね。
