断食の起源は健康法ではなく、精神修養にルーツがあります。
正しく行うことで、身体の健康以上に、お寺修行などのような修行体験のように
精神が健康になり、人生までもが大きく変わります。
◆世界中の賢者が認める断食の効果
釈迦 修行中に何度も断食を行い、中には2ヶ月の長期断食もあったと伝えられています。
イエス・キリスト 聖書に、荒野で40日間の断食と瞑想を行ったと記されています。
ヒポクラテス 古代ギリシャの医学の祖も断食の推薦者でした。
マハトマ・ガンジー 亡くなるまでおよそ20回の断食を行い「わたしにとって断食は、目と同じくらい必要なものなのです。
目が外の世界に対するように、断食は内なる世界に対するものなのです。」という言葉を残しています。
ジョン・レノン 瞑想と断食を実践
◆断食が精神におよぼす影響
断食すると、日常生活においてはほとんど存在しない物質、ケトン体が増加すると言われています。
この物質の存在により、断食中の意識は、大きく影響を受けます。
これを発見したのは、60年以上前、モスクワ第一以下大学精神科のユーリ・ニコラフ医師です。
普段、私達が食事をとると、吸収された糖や脂肪は、内臓や筋肉のエネルギー源となります。
ただし、脳は通常の状態では脂肪を使う事ができず、ブトウ糖をエネルギーにしています。
断食を数日間続けて体内の糖分が減少すると、身体は脂肪を分解してケトン体を作りエネルギーとします。
脳のエネルギーが糖からケトン体に切り替わると、意識状態に次のような変化が起こると言われています。
・気分が爽快になる
・細かい事がきにならなくなる
・五感が鋭敏になる
・直感的な感性が鋭くなる
・アルファー派が増加する
・想像力が豊かになる
その他、「快楽の神経伝達物質」ドーパミンと「幸福の神経伝達物質」セロトニンが体内に増加することもわかっています。
断食は、昔から精神修養として、世界の多くの宗教において行われてきました。
日本においても、仏教や集権道や新道などに問いいれられています。
断食を行うことは、精神修行となもなるのです。